些事 0061
オン・ザ・ライス
言葉の通り、飯の上にのせる・かけるそして食す。
「旨いものは飯にのせれば旨い」
と、うちの親父は言いました。
私はそうは思いません
例えば麻婆豆腐
これをわざわざ飯にかけて麻婆丼にする
うちの弟はこれが好きなんですが
個人的には愚行極まりない
なぜ豆腐をご飯の上にかけてしまったのか
永遠の謎です
最近Twitterで見かけます
シチューをカレーライスみたいにするやつ
これもハッキリ言って
愚行だと朕は思います
オン・ザ・ライスにするか否かの線引き
それはおかずサイドの汁気を飯に吸わせるべきなのか否か
これです
麻婆豆腐は文字通り豆腐が入ってるわけですよ
豆腐は辛い料理を多少マイルドにしてくれます
ですが麻婆丼は
汁気が飯に吸われることによって豆腐の味が強くなる
→味が弱くなる
→すると一口目のパンチが貧弱になってしまう
シチューにしても同じこと
どちらかというと具材よりも汁に味がある
シチューはオン・ザ・ライスによって
ほぼ汁気を奪われてしまいます
ですからご飯にかけてしまうと
シチューを一口目に含んだあの味とは出会えない...
では、麻婆豆腐やシチューを白飯と一緒に食べないのか?
そうではありません。
ただ別皿で食べたい
ということ。
おかず本体の味を落としてまで同じ器で食すものではない
と主張したい
捻くれた者は
「じゃあカレーは?」
というかもしれませんので言っておきます
カレーは
ライスやナンにかける・つけるを前提として作られてます
故に、当然味が強い
更に言うと、生まれてからずっと
カレーライスとして食してきたので
オン・ザ・ライス歴は言わずもがな長い。
ですので
「何かと共に食べることを前提として作られている」
「その食べ方が慣れている」
ということも重要視されますね
もしシチューはシチューライスとして
食卓に出てくることが多かったという家庭で育った方は
シチューライスが当然だと思うでしょうし
かける前提で作られていたなら
少し濃いめの味付けだったかもしれません。
結論として
オン・ザ・ライスの向き不向きというのは
- おかず本体の味の強さ
- オン・ザ・ライス歴の長さ
- 汁気の味に対する比重
この三点で決まるのではないでしょうか?
オン・ザ・ライス考察でした
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